障害年金!凄い社会保障!!その1
「障害年金」については、いつか書きたいと思いながらなかなか書けませんでした。
十分に勉強した後、書き始めようと思っていたのですが・・・。
少しでも易しくシンプルに書くには、より深い知識を持たないといけないと考えているのですけど。
でもこのままいくと、ずっと書かない状態が続くと思い、とにかく勉強と並行して少しづつ書こうと考えました。
ところでなぜ「障害年金」なのかということですが、実は、これは非常に強力な社会保障であり、傷病によって働くことが困難になった数多くの方々を、永続的にまたは長期に経済的救うことができる制度だからです。
障害年金の対象となる疾病は数多く、うつ病、がん、脳卒中、腎疾患による人工透析等、など比較的身近な病気や骨折などの外傷まで、ありとあらゆる疾病や外傷を網羅しています。
また障害年金は、その障害状態が続く限り受給ができます。
さらに、条件さえ満たせば、過去にさかのぼり受給できますし、また働きながらでも受給は可能です。
しかし、そのように強力な障害年金にもかかわらず、これまで行政からの周知やPRも少なく、また障害になったら自動的に年金が支給されるわけではありません。
自分で請求しない限り、教えてくれる人は少ないと思います。
長い間、厚生年金保険の保険料は払い続けていても、給付について知らないために、手続をしていない方がたくさんいると推定されています。
それから大きなハードルとして、障害年金を受給するには次の要件を全て満たす必要があります。
1)初診日の確定(障害と相当因果関係のある疾病や外傷)
2)保険料納付要件
3)障害状態(国民年金、厚生年金保険障害認定基準による判断)
これらの要件を証明書とともに申請するのには、障害年金に精通していないと書き方が非常に難しく、また調査等にも時間がかかることがあります。
そのようなことでお困りになっている方のために、社会保険労務士で、障害年金をご専門にされている先生もいらっしゃいます。
その先生方のおかげで、障害年金を受給できるようになり、経済的に救済された方々もたくさんいるそうです。
社会保険労務士の仕事なかでも、
直接的に、個々の労働者やご家族を救済することができる
重要な分野のひとつだと思います。