へんてこ社労士のときどきブログ

さかべ社会保険労務士事務所オフィシャルブログ

「テレワーク」という働き方

仕事をしながら育児や介護をすることはたいへん負担が大きく、ひとりで全て抱え込むと、時にはうつ病などの引き金になったり、会社を辞めてしまったりする場合もあるようです。


そこで負担軽減のひとつの試みですが、仕事と育児・介護との両立に向けた「テレワーク」という働き方を進める企業の事例があります。
厚生労働省委託事業「平成26年度テレワークモデル実証事業」の30社のヒアリングより)


「テレワーク」というのは情報通信技術を活用した、場所にとらわれない柔軟な働き方の総称です。

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企業に勤務している人が行う「雇用型テレワーク」には、自宅を就業場所とする「在宅勤務」、


施設に依存せず、いつでも、どこでも仕事が可能な「モバイルワーク」、


本社とは別の場所のオフィスであるサテライトオフィス、テレワークセンター、スポットオフィス等を就業場所とする「施設利用型勤務」があります。


また、「雇用型テレワーク」の働き方としては、まったく出社しない「完全在宅勤務」


週1日、月数日等出社する「終日在宅勤務」などがあります。


一方、「自営型」には、主に専業性の高い仕事を行い、独立自営の度合が高い「SOHO(Small Office Home Office)]


比較的容易な仕事で、独立自営の度合が低い「内職副業型」があります。


話題になった「ノマド」は「自営」あるいは「自営型」に近いのでしょうか。



「テレワーク」を進めるうえでの懸念点としては、


1)会社が「勤怠管理」をするのが難しいこと

2)会社の「情報セキュリティー」を維持すること

3)働く人の「スケジュール管理」をすること


以下、「業務が限定されてしまう」「人事評価」および「生産性が低下」してしまうことなどの問題点が挙げられています。


まだハードルは高いですが、いくつかの問題点が改善されていけば、新しい働き方のひとつとして育児や介護を含めた様々な働き方の選択肢となり得るのではないでしょうか。